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バレエプログラムブログ

家族の絆

「パゴタの王子」のビントレーバージョンは、「菊の王国」の物語。
主人公のさくら姫が、サラマンダー(おおとかげ)の姿に変えられた兄とともに、継母に事実上乗っ取られた自国を取り戻そうと旅をする、というストーリーです。
新国立劇場のバレエ団のブログには、登場する妖怪の衣装合わせの様子の写真がUPされていました。和服に妖怪に・・一歩間違うとキワモノになりかねない素材ですが、きっとビントレーの手で、洗練された舞台に仕上がってくるのだろう、と思います。
ほとんどのバレエ作品では、男女の恋愛がひとつの軸となりますが、ビントレーはあえてロマンスの要素を外し、家族愛をモチーフにしています。
「没後150年歌川国芳展」に寄せたインタビューで、ビントレーはロイヤルファミリーに代表されるような「家族の絆」こそ日本の強みであるーという意味のことを語っていました。
昨日発売のダンスマガジンの表紙は、さくら姫役の小野絢子でした。今回の配役の中で、さくら姫は小野絢子がぴったり合う気がします。清楚なさくら姫はまさに古きよき日本的なイメージです。

2011年10月28日
ちっちゃなバレリーナ

友人の4歳のお嬢さんが、バレエを習い始めました。
一度見学に連れていくと、かわいいレオタードに魅せられ、その場で入会することになったそうです。
毎週土曜日に行われるレッスンを楽しみにし、もう火曜日ごろには行く準備をしているというMちゃん。いそいそ、ワクワクしている姿を思い浮かべると心がなごみます。
友人は、小学校に入る前に、習い事で規律を身につけることができることを歓迎していました。保育園の先生とも、両親とも違う、スポーツの厳しさの中ではぐくまれる規律です。
「バレエの先生に言うよ」という決めぜりふで、お嬢さんが言うことを聞くようになった、という話も興味深く聞きました。
今の時代に、威厳のある「先生」は、存在自体が貴重です。
ちっちゃなバレリーナの今後を、陰ながら見守りたいと思っています。

2011年10月27日
日本文化とのコラボ

日本文化と○○文化のコラボというと軽すぎることがよくありますが、そう思いながら注目しているのが、新国立劇場で今月末から行われる「パゴダの王子」です。
今ひとつ物語性にピンとこないものがあり、実際、クランコ、マクミランのいずれも大成功とはいえなかったこの作品が、ビントレーの手によって生まれ変わります。
そのキーワードとなるのが、歌川国芳。
今年は国芳の没後150年だそうで、記念展に寄せたビントレーのインタビューを読みました。
ビントレーの「クレージーでグロテスク」という言葉に、なるほど、国芳の絵を海外の人が見るとこういう感想になるのだなと妙に感心しました。
「物の怪」の世界は、なぜか違和感なく受け入れられますが、すべての生き物を擬人化して考えるのが、やはり日本文化というものかもしれません。
国芳は、天保の改革の質素倹約の大号令の下、政治に対する皮肉をこめて絵を描いたといいます。
その絵がどんな形で、バレエの世界と結びつくのかーこの作品についてはまた次回、続きを書きます。

2011年10月25日
岩田守弘さんが退団するそうです

今月の初めにボリショイ所属の唯一の日本人で、第一ソリストの岩田守弘さんが、今シーズン限りで退団するというニュースが流れました。
新聞各紙によると、今後は振付師として日露両国で活動するといいます。
きょうご本人のオフィシャルブログには、来年の公演の見込みについてUPされていました。
このご本人のブログは以前から時々注目しています。
文章は長短いろいろですが、岩田さんの感性を非常に感じる内容が多く、面白いのです。
美術関係はもちろんのこと、武道などいろいろなアプローチをされている日常が垣間見えます。
10年ほど前から岩田さんは日本文化をモチーフとした作品の振付も行っています。
キャラクターダンスのスペシャリストが、退団後、どのような作品を生み出していくのか、注目しています。

2011年10月20日
舞台裏の巨匠

ライモンダのDVDの解説本の中に、バレエ衣装を製作する大井昌子さんのインタビューが載っていました。
大井さんは自らも橘バレエ学校でソリストとして活躍していたバレリーナで、衣装製作に携わって40年。2002年には「ニッセイバックステージ賞」も受賞しています。
以前に、職業図鑑的な番組で見たときには、足踏みミシンを使って衣装を手作業で作りあげていく様子が紹介されていました。
バレエ衣装はいったん仕上げたあとも、舞台上での見え方やバレリーナの体重の増減によって修正の繰り返しといいます。
ミリ単位に及ぶ誤差が、舞台上では全く印象を変えるといい、これこそプロの精密な仕事だと驚きました。
華やかで繊細なバレエは、その実、心身のハードな鍛練、すなわち「強きもの」です。その舞台裏もやはり「強きもの」によって支えられているという気がしました。

2011年10月10日
エキソシズム

「ライモンダ」の続きです。
「ライモンダ」の代名詞のように言われるのが、ハンガリー風の独特のポーズ。後ろ頭にあてた右手の手首、ポワントですっと立った両足が特徴です。ジャケットなどでもよく使われる有名なポーズです。個人的にも大好きです。何ともいえない品格があります。
エキソシズムはこの作品のキーワードの一つですが、第二幕ではサラセンという遠い国を表現していたほのかな民族性が、第三幕で全開となります。
ハンガリーの踊り「チャルダッシュ」に、ポーランドの「マズルカ」。
いずれの民族的な衣装も楽しめました。
結婚式にふさわしく賑やかに盛り上がり、アポテオーズで締めくくり。
決してストーリーに起伏はありませんが、民族的でありながらも洗練されていることが心地よさを生んでいるように思います。

2011年10月5日
ライモンダを見ました。

新国立劇場バレエ団のDVD「バレエ名作物語 ライモンダ」を見ました。
「ライモンダ」は中世の物語。伯爵夫人の姪のライモンダが婚約者で騎士のジャンが戦地から戻るのを待っています。
婚約者の帰還を待っているところに現れたのは、サラセンの首領アブデラーマン。ライモンダに求婚し、略奪しようとしたその時にジャンが戻り・・。
ストーリーはシンプルで、起伏もあまりありません。物語を中心に見ようとすると、ちょっと退屈に感じる人がいるかもしれないと思うほどです。ですが、その分、ストーリーに頭を働かすことなく、美しさに没入できる作品のように思います。
第一幕のヴェールのバリエーション、夢の場のパ・ド・ドゥ、第三幕の民族舞踊、結婚式のバリエーション・・など見せ場は枚挙にいとまがありません。
主演のザハロワの美しさは息をのむほど。長野由紀さんが評論しているように、本当に彼女の個性によく合った作品でもあると感じました。

2011年10月2日
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