眠れる森…をDVDで見ていました。パリ・オペラ座。オレリーデュポンのオーロラ姫。1999年。
オレリーデュポンはヘップバーンみたいで素敵。大好きなんですが、よくよく考えると、オーロラ姫が眠りにつくのって、16歳でしたね。それにしてはエレガント過ぎ。。と思いますが、ここはその設定を忘れて見るのが正解でしょう。
三幕のパドドゥのアダージョの最後、三回連続のフィッシュダイヴが好きです。見応えがあります。
ピルエットのあと男性に支えられ、抱え込まれる。。確かにお魚みたいです。
快活で華があって…幸福な跳躍を見ると、幸福感が増すように思えてきます。
シェイクスピアの作品が好きです。基本的に和訳されているものを読んでいるので、英語と日本語との間にある溝のようなものにもどかしさを覚えつつ…この日本語は適当ではないのではないかと疑念を抱きつつ、ではあるのですが、やはり読み応えがあり、和訳そのものではなく、和訳を通してその向こうにある原文を楽しんでいる、そういう感じがします。
その魅力的であるはずの言葉を使わないバレエって。。。と思っていたこともありました。しかし、名せりふがなくても、やはりシェイクスピアは凄いです。
「ロミオとジュリエット」と「真夏の夜の夢」が代表的ですが、「じゃじゃ馬ならし」「ハムレット」「マクベス」…と枚挙にいとまがありません。
もちろんそれは振付家の腕ということになりますが、振付家の力を引き出しさえしてしまうのがシェイクスピア…と言えば贔屓が過ぎるでしょうか。
思わぬところで、「バレエ」の言葉を目にし、??と思いました。
頻出キーワード、ということになるのでしょうか、調べ物をしていると、よく検索される語に「古田新太 バレエ」と出ていました。
古田新太(ふるた・あらた)は俳優。私はそうテレビを見る方ではありませんが、最近ではNHKの朝のドラ「あまちゃん」にも出ているようで、顔を見ればわかる、という人が多い部類の俳優ではないでしょうか。
で、調べてみると、古田新太は高校時代にいろいろな習い事をし、バレエもその一つだったと。
言うなればそれだけで、俳優でクラシックバレエ歴を持つ人は珍しくないのではと思うのですが、これがキーワードに挙がってくるというのは、よほど朝ドラに関心が高いということなのでしょうか。それとも意外性が高いということなのでしょうか。軽いよもやま話でした。
Kバレエスクールの福岡校が9月1日から開校しました。
これまで、都内と横浜のスタジオだけだったのが、列島を飛び越えて(大げさですが)福岡へ。話題になったオーディション制は小石川校だけで、福岡も随時入学が可能ということです。
場所は博多の中心地、天神のビル内。おとなのための「バレエゲート」も開設されています。
指揮者の堤俊作氏が9月1日、亡くなられました。
66歳。各紙によると、桐朋学園大卒。東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団を設立しました。私には札響の専属指揮者の印象がありますが、確認してみると、4年ほどだったようです。
牧亜佐美バレエ団や井上バレエ団の音楽監督を務め、バレエ音楽や吹奏楽の分野でも知られた人でした。
堤俊作氏が音楽監督として指導にあたったアマチュアオケ、俊友会管弦楽団は今年、定期演奏会が10月。プーランクのバレエ組曲「牝鹿」などが演奏予定のようです。追悼コンサートとなるのでしょう。