雑誌で素顔の写真を見たとき、最初に、バレリーナっぽくない、という印象を持ちました。
パリ・オペラ座で昨年エトワールになったアリス・ルナヴァン。
バレリーナには服装もメイクも含めて、古典的な美しさの人が多いように思うのですが(偏見かもしれません)、現代的な印象です。元々、コンテンポラリー作品で高い評価を得ていたという来歴も然り。
今年3月の来日公演「ドンキホーテ」のキトリは爽快なほどパワフルでダイナミックという評。
ダンスマガジン6月号の「美の秘密」にも登場していました。
それによれば、やはり、ロックテイストが入ったヴィンテージものを好んだり、メンズを取り入れたり、ということ。
こだわりなくさまざまなジャンルを取り入れるボーダレスな姿勢が、創り出す芸術ってあると思います。
そんなわけで好きなバレリーナの一人なのです。