大人になって、まとまった夏休みとは無縁になりましたが、やはり心が浮き立つ季節になりました。
そして夏の恒例といえば、清里フィールドバレエ。
国内で唯一連続上演されている野外バレエです。
今年は白鳥の湖。
実際に清里近くを通りかかってポスターを見かけ、テンションが上がりました。
八ヶ岳周辺の夜は、本当に静かで闇に包まれていて、悪魔ロットバルトにも、可憐な白鳥にも、いずれも似つかわしく思えます。
今年は「第三回バレエコンクールin八王子」の上位入賞者によるバレエコンサートが、前座的に行われます。
初日の28日が迫ってきました。
新潟のnoismが誕生してから、10年となりました。
日本で最初の、また唯一の公共劇場のレジデンシャルカンパニーということになります。
ダンスマガジン6月号で芸術監督の金森穣と副芸術監督でダンサーの井関佐和子が対談していました。
コンテンポラリーダンスの領域の話題は、抽象画のように、私にはとても難解なものが多いのですが、この記事は大変わかりやすかったです。
直近の舞台は6月、新潟、兵庫などでの「カルメン」でした。
カルメンのようなロングセラーの作品が、コンテンポラリーで踊られることも、注目に値した出来事だったように思います。
自治体によってまかなわれるカンパニーが存続していくのか、ちょっと危ぶむ気持ちも抱いていましたが、もう10年。
次の10年はどう進化していくのでしょうか。