少し前の新聞記事に、ニルス・タヴェルニエのことが載っていて、目に留めました。
フランスの俳優でドキュメンタリー映画の監督。
あの「エトワール」の監督でもあります。
「エトワール」は2001年、フランス。
パリのオペラ座に初めてムービーカメラが入った作品と言われます。
バレエという完全な階級社会の内幕やダンサーのさまざまな苦悩を描き出しました。
マニュエル・ルグリやモーリス・ベジャールなどキャストが垂涎の顔ぶれだったこともあるのでしょうが、日本で大ヒットしたのは、「華やかな世界の内幕」が日本人の好む範疇だったからのようにも思います。
で、その監督ニルス・タヴェルニエ。
次の作品「オーロラ」とともに、何となくバレエを撮る監督のように勝手に誤解していましたが、最新作は「グレートデイズ!夢に挑んだ父と子」。
失職した父親と車いすの息子がトライアスロンに挑戦する物語です。
タヴェルニエの関心はかねてより子供だったそう。
この人のドキュメンタリーなら見たい、と思わせるニルス・タヴェルニエです。