コンクールなどで活躍する人が増え、バレエ男子の認知が広がりつつあります。
去年創刊の季刊誌「ダンシン」(新書館」も、バレエ男子を念頭に置いた雑誌。
連載マンガ「バレエヒーロー・ファンタジー・ダンの冒険」(安立たかふみさん作)は、スティーヴン・マクレイの監修と話題も十分です。
バレエを武器に悪と戦う、と聞いて最初はイメージがしづらいように思ったのですが、挿絵は少年マンガ的な感じでした。
一昔前までは、男子でバレエというと、極めてレアな感じでしたが、男性バレリーナの世界での活躍もあり、今では全く珍しくなくなりました。
時代の中性化と同じ文脈で語っていいのかちょっと迷うところですが、美しい男性バレリーナの活躍は、シンプルに見たい、と思い、世界を目指す男子を応援したいと思っています。
バレエを習っているお嬢さんのいる知人が、せっせと娘さんの頭でシニヨンを練習しています。
バレリーナといえば髪型はシニヨン。あれも演出の一つなのですよね。
自分自身が子どものころ、友人のバレエ発表会を見に行くと、あのきれいにまとまった頭にも感動して、本職のヘアメイクのような人にやってもらうのかと、漠然と子ども心に思っていたのですが、大抵お母さんがされているのですね。
知人いわく、ヘアウオーターやジェルなどを駆使してポニーテールにまとめ、シニヨンネットをかけUピンなどを駆使して仕上げる、と。どの種類のゴムだと滑りにくい、はずれにくい、だの力説していました。
私はUピンすら全然使いこなせないので、そんな話を聞くだけで感動してしまいます。
そんなにジェルの類いを使っていて髪の毛は傷まないのか、というと、やはり終わったあとのシャンプーはかなり念入りだそう。
シニヨンは、頭や髪の毛が邪魔にならずず、体の細くてきれいなラインから続く一筆書きのように感じられて素敵です。知人の苦労話を聞くと、なおさらそんなことを思いました。