「ライモンダ」の続きです。
「ライモンダ」の代名詞のように言われるのが、ハンガリー風の独特のポーズ。後ろ頭にあてた右手の手首、ポワントですっと立った両足が特徴です。ジャケットなどでもよく使われる有名なポーズです。個人的にも大好きです。何ともいえない品格があります。
エキソシズムはこの作品のキーワードの一つですが、第二幕ではサラセンという遠い国を表現していたほのかな民族性が、第三幕で全開となります。
ハンガリーの踊り「チャルダッシュ」に、ポーランドの「マズルカ」。
いずれの民族的な衣装も楽しめました。
結婚式にふさわしく賑やかに盛り上がり、アポテオーズで締めくくり。
決してストーリーに起伏はありませんが、民族的でありながらも洗練されていることが心地よさを生んでいるように思います。