少し前のダンスマガジン「美しい男たち」の一人に、ツァオ・チーが取り上げられていました。
自身の来歴と重なるような「小さな村の小さなダンサー」の人、という印象が強かったのですが、インタビューの中で、ダンサーとしてのあり方をクイーンのライヴを例に語っているところが、とてもよかった。
「フレディはすぐ楽譜から外れるし、歌詞が合ってないときも多い。だけど彼のエネルギーによって、鳥肌が立つような気持ちに襲われる」(ダンスマガジン201304月号)
クイーンのライヴを機に、パフォーマンスは、技術的な完成度ではなく、エネルギーを届けるものと思ったと言います。
甘いマスクの中に、一本通った芯を感じた記事でした。
舞台人の観客に向けたエネルギーを、感じ取りたいと思います。