バレエ映画というと外国のイメージが強いですが、来年の2月に日本人女性が主役のバレエ映画が公開されます。
その映画とは、「Maikoふたたびの白鳥」です。
15歳で日本を離れた主人公である西野麻衣子が、名門であるロイヤルバレエスクールに留学し、
ノルウェー国立バレエ団のプリンシパルになります。
(いきなり余談ですが、ノルウェー国立バレエ団といえば今年日本でも上映された映画「バレエボーイズ」の前半の舞台のオペラハウスを本拠地としております。)
彼女はそのとき25歳で、このバレエ団では東洋人初のプリンシパルでした。
技術や芸術性はさることながら、身長が175センチと日本人にしては高く、
ノルウェー国立バレエ団の他のダンサーと体格も引け目をとらないのではないでしょうか。
そんな彼女が妊娠、出産を経て再び白鳥の湖の主役に立てるように奮闘する姿を捉えたドキュメンタリーです。
西野麻衣子さんは、ノルウェー評論文化賞を受賞すなど、ノルウェーでは知らない人はいないほどのダンサーです。
バレリーナでなくとも、女性であれば仕事でのキャリアと結婚、妊娠、出産、育児のはざまで心が揺れ動くことはあることだと思います。そんな悩みを抱えながらまたバレリーナとして、主役として輝けるというのはとても素晴らしいことですよね。バレエを続けていて同じような悩みを抱えている人、仕事との間で悩んでいる人もきっと勇気をもらえる映画なのではないでしょうか。
また、夫であるニコライさんが育休をとり、復帰を決意した麻衣子さんの背中を押し、
協力をする家族愛も見どころのひとつとのこと。
私のような不届き物にはとてもまねできませんので、来年2月の公開には妻にだまってこっそり鑑賞してきます。