100年位1人のダンサーと言われているシルヴィ・ギエムが今年引退してしまいます。
私、12月13日の新潟公演に行ってまいります。
シルヴィ・ギエムの踊りはエネルギッシュでありながらも柔らかく、見ている人を魅了する力がありますね。
彼女の代表的な作品の一つは言わずと知れたボレロ。
バレエでボレロというと映画「愛と悲しみのボレロ」のジョルジュ・ドンも有名ですが、
振付けのモーリス・ベジャールが、許可したダンサーとバレエ団にしか踊る許可を出していない演目で、
彼女はそれを踊れる数少ない1人のダンサーです。
(そういえば今年、「愛と悲しみのボレロ」はデジタル・リマスター版がYEBISU GARDEN CINEMAで上映されました。
来年には地元の新潟・市民映画館シネ・ウインドでも上映されるのでこちらも見に行ってきます。)
彼女はインタビューや撮影を極度に嫌い、マドモアゼル・ノンと言われるほどでしたが、そんな反面、
日本が東日本大震災にあったときには「Hope Japan」というチャリティコンサートをパリで行っています。
日本人のファンにとってはとてもありがたいことです。
また、当初予定されていた日本での引退ツアーのチケットは売り出されたと共に即完売し、追加公演が決定されたのも束の間、
またそのチケットも完売してしまうくらい人気です。
大晦日にテレビ東京系BSジャパンで毎年行われている東急ジルベスターコンサートに急遽出演が決定したとのことです。
この番組は生中継されるので、バレエファンにとっては一年の締めくくりをバレエで終えるというのもいいですね。
シルヴィ・ギエムにとってはこのステージが本当のラストステージになるので、
カウントダウンしながら彼女の踊りを見納め、胸が熱くなる年末もいいのではないでしょうか。