ロマンティックバレエの「妖精もの」が好きです。
ラ・シルフィードも然り。
キルトの衣装がたくさん登場するところも、この作品の楽しみどころだと思っています。
もとより、民族色豊かな衣装や演出が好きなのですが、スカート状のタータンがとても可愛い。
タータンのショールは作品の中で、ちょっとした役割も果たします。
第一幕、ジェイムズが自分と同じタータンのショールを婚約者のエフィに贈る場面。
ジェイムズ家の一員になることを示す求愛のシーンです。
エフィのタータンは結婚前、ジェームズとの結婚、ガーンとの結婚で
変わっているのですね。ご当地では「家」がタータンによって象徴されているのでしょうか。
いずれにせよ、このエフィが、タータンのかわいらしく、若い衣装を身につけることによってますます快活なキャラクターが引き立つような、そんな気がします。