アリーナ・コジョカルの続き。ダンスマガジン12月号、冒頭の特集はミラノ・スカラ座バレエ「ロミオとジュリエット」。
コジョカルとオシポワのジュリエット競演の話題でした。
このインタビュー記事の中で、コジョカルの役との向き合い方がとても印象的でした。
記事よると、コジョカルはシェイクスピアを何度も読み返し、「ずっとこの場面のことを考えて」きている。
第三幕の寝室のパドドゥについて、「私はずっとこのパ・ド・ドゥが何かを要求していると感じて」きた。
翻訳文章のせいか、届いてほしいところに届かないもどかしさを残す一言なのですが、コジョカルの演技に向かう心を感じさせるようで、とても印象的でした。
元同僚のタマラ・ロホが芸術監督を務めるENBに入ったわけですが。
ENBは実力派のバレエ団であるので「新興」という言葉はふさわしくないのでしょうが…「これから」の勢いを感じさせるところもあり。
面白いことになってくるのではないかと思っています。