震災支援のチャリティー関連の記事の中に、吉田都のオーガナイズしたロンドン緊急公演の話題を見つけました。
世界最高峰である英国ロイヤル・バレエ団の日本人初プリンシパル。
昨年、突然の引退の報には驚きましたが、絶頂期の幕引きに彼女なりの美学を感じました。
今後は「ただ楽しみたい」と報道で聞きましたが、ロイヤル・バレエ団を退団後、フリーランスとなってからも公演は目白押しです。
世界最高峰のバレリーナたるゆえんは、技術力に加えてたぐいまれな表現力、ことに音楽との一体性と言われます。観客を一種独特の感覚に引き込む音楽と少しのずれもないパフォーマンスには、「神に愛された舞姫」という言葉が浮かび、天賦の才能を感じさせます。
5月下旬には英国バーミンガム・ロイヤル・バレエ団の来日公演にタイターニア役で客演予定。まさに妖精のように、観客を魅了してくれることと思います。