5月2日から新国立劇場で、D.ビントレー芸術監督の「アラジン」が上演されます。
願いを叶えてくれるランプの精、人を乗せて空を飛べるじゅうたん。
千夜一夜物語を元にしたビントレーの夢の世界が、3年ぶりに帰ってきます。
主役のアラジンとプリンセスには、初演に続くベテランの山本隆之・本島美和、
八幡顕光・小野絢子。それに福岡雄大・さいとう美帆ペアが新しく加わりました。
小野絢子は3月に芸術選奨文部科学大臣新人賞を、今月に入って第42回舞踊批評家協会新人賞を相次いで受賞し、今もっとも旬。清楚で芯の強さを感じさせる雰囲気は、純粋なプリンセス役にぴったりという感じがします。
前回からさらに磨きのかかった細やかな表現力に期待したいです。
この作品のテーマは夢と冒険。
カールディヴィスの音楽もファンタジックな世界へ胸を膨らませてくれます。
今だからこそ、一夜の夢に浸りたいと思います。