思い切り笑いたいときは、これです。
トロカデロ・ザ・モンテカルロバレエ団。
新宿公演は設備の関係で中止となったようですが、今年も6、7月に関西や大宮などで日本ツアーが予定されています。
男性だけで構成される元祖コメディバレエ団。
何度も生き返る「瀕死の白鳥」や長身のバレリーナを必死で支える小柄なパートナーなど、配役やストーリーに笑いのエッセンスがふんだんにちりばめられています。
その寛容性、柔軟性は、やはり米国発と思わせられます。
もっとも、世界各地で高い評価を得ているのは、単なる女装にとどまらず、高い芸術性に裏付けられているから。
以前、初めて見た友人が、トロカデロの公演をきっかけにクラシックバレエに傾倒していったことがありました。
典型的なクラシックバレエの間口を広げているのは、何と言っても美しいからです。
「芸術か!冗談か!」というコピーも有名ですが、最高の芸術であり、コメディーです。