大ヒットした映画「小さな村の小さなダンサー」が、来月はじめにDVD・ブルーレイ化されます。
実在の中国人ダンサー、リーツンシンの自伝が原作となった作品です。
文革下の中国の寒村に生まれ育った主人公は、国家に見出され、バレエの英才教育を受けます。やがて米国に研修生として渡り、亡命して有名なバレエダンサーになるというストーリー。
米国と中国の対比や文革下の中国の事情を描いた「社会派」の映画でもありますが、この主役を演じているのは、ツァオチー。英国ロイヤルバーミンガムバレエ団のプリンシパルであり、本物のバレエシーンが楽しめるのも、この作品の魅力です。
そしてさらに、作品中のダンスシーンがグレアム・マーフィーの協力を得て作られたということも話題でした。「白鳥の湖」や「くるみ割り人形」の大胆なアレンジが凄烈です。
リーと同じく北京の舞踏学院を出ているツァオチーには、この役を演じるにあたり、特別な思いがあったと思います。メディアでは見つけられなかったインタビューですが、今度発売されるブルーレイには収録されているといい、ちょっと気になっています。