新国立劇場でこの秋、近松門左衛門をテーマとした二つのコンテンポラリーダンスが上演されます。
その一つがアルテ イ ソレラ「女殺油地獄」。
アルテ イ ソレラは「FRAMENCO曽根崎心中」で知られています。
フラメンコと近松作品という取り合わせが、奇矯なようで妙にしっくりと来ました。
今回の「女殺油地獄」も鍵田真由美×佐藤浩希のコンビ。
ストーリーの中でキーワードとなるのが油壺で、演出も油が重要な役割を果たします。
歌舞伎では油の代わりにフノリが使われると聞いたことがありますが、この舞台ではいかに表現されるのか。
挑戦と実験によって新たな世界を開拓するかに見える創作フラメンコに注目しています。