「眠れる森の美女」続きです。
ヌレエフ版の見どころは、男性ダンサーの登場機会を増やしたことだといわれています。
第二幕はその真骨頂。
マニュエル・ルグリによるデジレ王子のバリエーションに魅せられました。
全体的にパが詰まっていて、優雅で鮮やかです。
派手な動きでというよりは、細かなステップを音楽に遅れることなく軽やかに積み重ねていて、難易度の高さを感じました。
現代最高のダンスール・ノーブルと言われたルグリは、以前、NHKのバレエ番組に登場していました。来日公演も多く、日本にもファンが多い人です。
続く第三幕は歓喜と自信にあふれたバリエーション。鮮やかなマネージュに感嘆しました。
次の来日の機会は来年5月・兵庫でしょうか。
ルグリ率いるウイーン国立の「こうもり」が上演されます。