深い雪に覆われているとーというわけではありませんが、なぜか「くるみ割り」を見たくなり、DVDをプレーヤーにセットしました。
脇役の中で、地味に好きなのが「ハレーキン」です。
クリスマスイブのパーティーのシーンで、ドロッセルマイヤーが取り出す箱から出てくる人形。ドロッセルマイヤーの魔術で人形が踊り出すシーンを見るのが好きです。
無機的な動きはいかにも人形なのですが、そこにはいのちがあるかのよう。ドロッセルマイヤーの魔術にかかって、いのちを与えられているかのような動きや独特のメーキングも楽しませてくれます。
箱にしまわれるときには、また生命感が失われていて、すごい表現力だなと思います。「コッペリア」もそうなのですが、バレエの舞台に出てくる人形の独特な存在感がとても楽しめます。