先日、新聞の教育欄に、松山バレエ団が全国の小中高校で行っている巡回公演のことが取り上げられていました。
文化庁の子どもの文化芸術体験事業の一環です。
同事業はミュージカルや合唱など、さまざまな一流の団体が学校などで公演を行うというもの。
記事では、松山バレエ団が昨年神奈川県の小学校で行った「くるみ割り人形」の公演について、主に触れていました。
普段の5分の1ほどの広さの舞台で行われたという公演。観客と物理的にも、精神的にも近いゆえに、ごまかしがきかない舞台なのだろうと、想像しました。
ネットでその他の公演先を見ると、地方の学校も多く、バレエスクールが近郊にないのでは、と思うような地域もありました。
美しい、楽しいと感じる心が、しばしば芸術のスタートになります。
観客の子どもたちに、クリスマスの一夜の夢の物語がどのように響いたのか、想像するだけで楽しくなります。