シュペルリ版の「シンデレラ」で、フレデリックが訪ねたボリショイバレエ団のシーンを見るうちに、「ドンキホーテ」が見たくなりました。
ボリショイで「ドンキホーテ」を踊っているという設定になっていたからです。
ロシア国立チャイコフスキー記念ペルミ・バレエのドンキホーテ。
キトリはニーナ・アナニアシヴィリ。
数あるバレエ作品の中でも、主役の女性のキャラクターとして大好きなのがキトリです。太陽の申し子のように明るくて、気立てがいい。
アナニアシヴィリのキトリは赤い衣装がよく似合って、情熱的でスペインの陽気を感じさせます。ダイナミックなジャンプは胸がすくよう。
そういえばアナニアシヴィリはグルジア国立バレエの「白鳥の湖」で6月に来日予定で、「白鳥」全幕を踊るのはこれで最後と言います。
「ロミオとジュリエット」や「白鳥の湖」など演技で見せる演目も素晴らしいですが、やはりこの人のキトリが一番好き、とあらためて思いました。