オーストラリアバレエ団の「コッペリア」のDVDを見ました。
90年、シドニーオペラハウスでの収録です。
スワニルダはけがで引退したリサ・パヴァーン。
ミステリアスな窓辺の少女コッペリアに夢中な若者たちが面白くないスワニルダは、演じる人によって、女性にうとまれるキャラになりかねないと思うのですが、リサ・パヴァーンはぎりぎり快活で、女性の目から見てもかわいげのある少女になっているように思えます。
コッペリアに投げキスを送るフランツを見て花を投げつけるシーンも、怒りのしぐさの反面、少しだけやるせない表情を見せるところが可愛い。
オーストラリアバレエ団のコッペリアは、とりわけ衣裳に刺繍やレースをふんだんに使っていて美しいそうで、デザインもかわいらしく、髪飾りも精巧で、こちらも楽しめました。