福嶌:
本日はお忙しい中、お時間をいただきありがとうございます。
まず、海外でご活躍されてきたお二人に、日本とのバレエ環境の違いをお聞きしたいのですが。アンドリューさんはオーストラリアのご出身ですよね?当初ニュージーランドだと思っていました。
アンドリュー様:
所属していたカンパニーがニュージーランドだったので、よく間違えられています。
福嶌:
バレエを取り巻く環境は、オーストラリアと日本でどう違いますか?
アンドリュー様:
オーストラリアは1年ごとのコントラクト(=契約、協定)で、基本的なことが守られていれば次の年も続けられます。でも、もしかしたら来年は居られないかもしれないので、安心はできません。
福嶌:
それは、例えば日本のプロ野球選手の契約と同じような感じですか?
アンドリュー様:
そういえばそうかもしれないですね。基本的には1年のコントラクトです。このシーズンだけこのくらい人数を入れたいとか、こういうダンサーが欲しいとか。
瀬島様:
バレエで「シーズン」というのは一個のプロダクション、例えば「ライモンダ」だったら「ライモンダ」のシーズン、次に「くるみ割り人形」だったら「くるみ割り人形」のシーズンということです。
「シーズンコントラクト」というのは、作品ごとに契約するダンサーですね。それで、そのシーズンが終わったら契約終了です。
WestJapanも現在は、それに近いかもしれませんね。今は1年に1回の公演で、プロジェクトに向かって人を集めるという感じになっていますので。でも、ダンサーとの契約は1年の通年にしています。それは、将来、年間を通して複数の公演を行うことを目指しているからです。
アンドリュー様:
オーストラリアは日本よりもバレエソサエティ(=社会、共同体)ができていて、お金が集まる所が色々あります。基本的に大きく違うのは国がもう少しサポートして、企業がスポンサーになったりしています。半分は国の芸術のお金、半分はスポンサーかもしれないですね。
福嶌:
日本はバレエに対して、国からの支援はどうですか?
瀬島様:
国は、もちろんすごくお金は出しているんですけど、団体が多くて分散されているのと、そもそも一番大きいのは、やっぱりスポンサーかなと思います。
企業が文化を応援するっていうのが、日本では馴染みが薄いので。いうなれば球団を持っているのって企業じゃないですか。ああいう感覚で、みんなバレエカンパニーにお金を出してるっていうのが、外国では大きいよね。だからシーズン、例えばライモンダだったらライモンダを全て○○電力が買います、みたいな感じで、ここにバンってお金を出して、そういうところに「Presented by ○○電力」という感じで公演を打つことが外国では結構あります。ニュージーランドはそうだよね。
アンドリュー様:
うん。スポンサー名をバレエ団の名前の上に出しても良いってくらいになっていて。バレエ団のロゴを出して、企業の名前を出して、Sponsored byと付けて。企業はそのシーズン中、バレエ団を使って自分たちの名前を宣伝します。
瀬島様:
やっぱり文化・芸術を応援している企業だっていうのが「ステータスになる」というのが文化的に大きいですよね。日本ではそれが少ない。少ないというかない。
アンドリュー様:
企業のマーケティングは、そういうアートを使って行っているところが多い。
瀬島様:
目指す方向が一緒ということをアピールできますから。だけど、日本にはそういう本格的なスポンサーのシステムがないですからね。
福嶌:
確かに、スポンサーシップ(※1)の付け方が違うかもしれないですね。
BalletCompany WestJapan
第5回公演 チラシ・PR TIMESバナー(2023年)
第4回公演DMチラシ(2022年)
第3回公演 DMはがき・チケット(2021年)
瀬島様:
本格的なスポンサーが付くとダンサーも大変で、公演前に支援してくれる人と会ったり、クラスレッスン、リハーサルも見せて、どういうことをやってるかってことを紹介するとか、終わったら打ち上げがあって、支援してくださる方とお話するとか。やっぱりそういうのはダンサーには強要されますね。
福嶌:
それは外国の話ですよね?
瀬島様:
そうです。日本人のダンサーってコミュニケーションが苦手な人が多いから。メディアに出て、自分をプロモーションする、カンパニーをプロモーションするのが難しいですよね。
福嶌:
そのプロモーションというのは、以前からよくおっしゃっている「プロ」の条件の一つということですよね。
瀬島様:
だってそれがもう仕事ですから。プロのダンサーだったら自分がやっていることが本当に良いと思ってセールスできないと、やっぱり良くないので。最近言われ出しているのは、ダンサーには一切チケットのセールスを任せるべきじゃないとか、強要するべきじゃないとか。もちろんWestJapan
では強要はしないし、ノルマとして課してはいませんが、でも自分がやっていることをちゃんと言語化して「自分のバレエのどこに自信があるのか、どの場面を見て欲しいのか」、はっきり人に伝えられないと。セルフプロデュースがちゃんとできるのも、プロフェッショナルなダンサーのいち条件だと思うんですよ。
福嶌:
プロのダンサーは舞台の上で表現するだけではなく、もっと自分のやっていることを伝えて、お客様を呼ばないといけないということですね。
瀬島様:
はい、自分自身を観に来て欲しいという気持ちがないダンサーって、どうかなって思うんです。観に来て欲しくないんだったら、稽古場でずっとエクササイズしてたらいいと思うんですよ。
ステージに立つってことはやっぱり何かを伝えたい、観て欲しい、自分の思いを伝えたいって気持ちがあるからで、そして、自分のやることをたくさんの人に伝えたいのがアーティストだと思うんです。だけどただ踊れたらいいって考えているダンサーは、やっぱり日本に多いと思います。
ダンサーの意識が変わらないとプロフェッショナルになるのは難しい。与えられたことだけやってたらいいやっていう集団では、やっぱり舞台の力はないと思います。
福嶌:
セルフプロデュースについてもう少し詳しく教えてください。
瀬島様:
日本人は文化的に謙遜、控えめを美徳として育っているから、自分を褒めるとか自分を観に来てくださいとか、アピールすることに慣れてないんですよね、みんな。私はそれをカンパニーのダンサーに常に言っていて。例えば、コールドバレエのダンサーに、「今はコールドの一員かもしれないけど、あなたを応援している人は絶対にいて、それは自分から伝えないと絶対に相手は分からないから、だから自分に自信を持って」と言っています。駆け出しの頃から注目してくれているファンは絶対にいるので。千人いたら千人好みって違うじゃないですか。だから主役のダンサーは人気があるかもしれないけど、そうじゃない人も絶対いるんですよね。舞台上のどこを見るかって、お客様が千人いたらその一人一人の自由じゃないですか。「私は主役じゃないから、主役ほど一生懸命やらなくてもいい」というのは舞台に立つ上でやっぱり違うと思うんですよね。その辺の意識を変えていかないと。
日本のバレエって、例えばロイヤルバレエ団みたいに、知名度でチケットがソールドアウトすればいいんですけど、まだそこの段階じゃないから。ダンサー一人一人がもう少し頑張らないといけない。
アンドリュー様:
例えばプロのバレエダンサーになりたい場合、日本では、どれ位のレベルを目指すべきかがわかりにくい。外国のバレエ団は、世界中からレッスンを見てダンサーを集めているので、その中に入ることはすごい経験になります。例えばイタリアだったらイタリアだけじゃなくて、世界からみんながその場所に習いに行くからレベルが上がると思うんです。芸術としては、色んな違う考え方が必要かなと思う。
福嶌:
場所といえば、WestJapanさんは名前の通り「関西」をすごく意識されていますよね。
瀬島様:
そうですね。というのも私、神戸の貞松バレエ団(※2)をベースに踊っている中で、関西にいても、東京と同等の経験が積める環境が欲しいってずっと思っていました。
東京は関西よりもバレエが進んでいて、リハーサルの環境とか、先生と生徒の立場も、もう少し対等だったり、もう少しダンサーの自立した感じがあったりします。
あとは取り組む作品も、関西では家族運営のバレエ団が多いので、例えば眠れる森の美女をやります、そうしたら「○○版」の上演権を買う、とかじゃなくて、先生たちで工夫をしてこういう風にまとめましょう、みたいな感じのものが多いんです。となると、学ぶことが新鮮ではないですよね。フィルターを通して誰かが学んだことを自分も学ぶ。やっぱり、バレエは人から人へ伝えていくものだと思うから、そういう機会も関西では少なかったですね。
東京の新国立劇場だったり、バレエ協会だったり、ゲストとして出演した舞台は必ず振付家がいて、今のWestJapanがやってるみたいに山本さん(※3)のような方がいてご本人が直接教える。そういう環境が関西にも欲しいと思ったんです。
福嶌:
関西ってバレエが盛んですし、東京と同じ位の環境だと思っていました。
瀬島様:
全然違いますね。東京と関西のバレエ団の一番の違いは何かというと、東京のバレエ団は芸術監督が替わります。関西のバレエ団って、芸術監督は替わりません。なぜかというと、元々あったバレエスクールから独立して、バレエ団と名前を付けてずっとやっているから、トップが替わらないんですよね。
福嶌:
山本さんの著書(※4)にも、芸術監督が交代するという箇所が印象的に書かれていました。
瀬島様:
トップが替わらないから、結局ずっと同じテイストでやっていくし、そうなると刺激も少ない。東京のバレエ団だったら芸術監督が替わるから、芸術監督自身も危機感があるし。
福嶌:
芸術監督も危機感があるんですね。
瀬島様:
もちろんです。内容、セールスが悪かったら替えられるし。やっぱり責任があるので。
アンドリュー様:
芸術監督は、セールスを上げながらバレエ団のブランディングも上げないといけない。ただ自分がやりたいものを創っているだけでは、うまくいかないですよね。ビジネスの技術も持っていないと。
福嶌:
外国では、芸術監督を誰が決めるんですか。
瀬島様:
通常だったら「ボード」といって、理事会や上にある運営財団の理事たちが色んな要素を加味して決定しています。つまりバレエ団を経営している人たちですね。芸術監督はトップじゃなくて経営陣の下にいて、芸術的なことのディレクション、方向性を任されるんです。
アンドリュー様:
だけど、カンパニーの一番前に立ち、メディア対応も上手くできないといけない。
バレエ団としては芸術監督が替わっても、ずっと残り続ける大きいブランディングを創っていかないといけない。だから難しいんですよね。
瀬島様:
「BalletCompany WestJapan」の名称を「sAtsuki Ballet団」にしなかったのは変わっていけるようにするためです。
最初は「大きな名前を付けたね」というようなことも言われたし「どういうつもりなんだ」とか言われたこともあったけど、でも関西全部を自分のものにしたいとかそういうことじゃなくて、やっぱり芸術監督が誰に替わっても続けられる名前にしないと、と思ったから。
私のやりたいことって、もしかしたら来年もう何も出てこないかもしれない。そうなったら芸術監督ってできないから。いつでもやれる人がやれる環境ではあるべきだなって思うので。
BalletCompany WestJapan
第2回公演(2020年)バックパネル
ゲートサイン
ライブ配信告知チラシ
プリフィー 福嶌嘉洋
福嶌:
わかりました。ところで、一度お聞きしたかったのですが、カンパニーを立ち上げることは、いつ頃から考えられてたんですか。
瀬島様:
それがね、全然考えてなかったんですよ。でも面白いもので、ニュージーランドバレエ(=ロイヤル・ニュージーランド・バレエ団)にいた頃に、一度日本のテレビ局が取材に来てるんですよね。そのとき「将来やりたいことはなんですか?」って聞かれて、「自分のバレエ団を作りたい」って答えてるんですよ。
福嶌:
へえ、そうなんですか。おいくつの時ですか?
瀬島様:
21歳くらいです。まぁそんなことはすっかり忘れてて。この前思い出したんです、そういえばそんなこと言ったなって。不思議な気持ちでした。
でも、昔からバレエを創るのは好きで、学園の中で何か上演する機会があったら、やりますって手を挙げて、色んな照明を付けたり、ああしてみよう、こうしてみようってしていました。空間を作るのが好きなんですよ。
福嶌:
学園っていうのは、貞松・浜田バレエ学園さんですか。
瀬島様:
そうです。そんなふうに教師として作品に携わっていたので、その延長だと思います。
貞松バレエ団から離れたのは、今までの環境だと得られる物が少ないかなって思ってきていて、動けるうちに独立してやりたいことをやろうと。
自分で独立して、指導できる教室を持ちたいというのと、舞台に関しても色んな役を踊ってきて、本当に「これが良い」と思える物を、自分で厳選して舞台を創りたいという思いがありました。
それで、WestJapanを立ち上げて第1回目の公演をするにあたって、関西に今までなかったバレエの環境を作ってみようと考えたんです。関西では、ダンサーが移籍すると、あとになってもずっと移籍のことを言われ続けるみたいなイメージがあって。だから、関西のダンサーが、今いるお教室に所属しながらもバレエ団に所属しているのと同じような経験ができる環境を作ろうと思って、カンパニーという形にしたんですよ。
福嶌:
先程お話しされたプロジェクトカンパニーということですね。日本で同様の形態をとっているバレエ団は他にあるんですか?
瀬島様:
日本では「何々の集い」みたいなものになっています。ただ私たちが目指しているのは、バレエ団として、ダンサーと年間契約をして、ウェブサイトでも見えるようにしたい。
そういう形にしていないと上演できない作品が多くて。外国ではプロとアマチュアの扱いが全然違うんですよね。年間を通して、きちんとバレエカンパニーとして活動してる団体だけが上演できる作品があるんですよ。
福嶌:
もう少し詳しく教えてください。
瀬島様:
作品を提供する側、例えばバランシン(※5)とかの信用を得ることが必要になります。どんなに実力があっても、形態がきちんとしていないと認めて貰えないんですよ。
福嶌:
なるほど。作品を提供するプロダクションから信頼を得るのに、ほかに必要なことはありますか?
瀬島様:
私が一番考えたことは、根本的に「提供するものを良くしなければいけない」ということです。
ダンサー一人一人がプロとしての自覚を持って舞台に立ちベストなものを提供する。そのためには、ダンサーにはクラスレッスンから参加することを守ってもらい、自分をしっかり見つめて固める期間にしてもらっています。
福嶌:
ところで、そんなバレエ団を作り上げたわけですが、最初に瀬島さんからバレエ団設立の話を聞いたときに、アンドリューさんはどう思いましたか?
瀬島様:
「やったー」って思ったでしょ。
アンドリュー様:
どうやったら実現できるかっていうのは少し考えましたが、でも彼女なら大丈夫、できるかなって。
あと、「やったー」っていうのはありましたね。ダンサーとしてはね、クリエイションしていくことが一番嬉しいし、それができる場所を持てるということは素晴らしいです。
瀬島様:
私も創作過程に自分がいることが、ダンサーの一番の喜びだって思うんです。
福嶌:
いちバレエファンからすると、舞台の上で綺麗に踊ってみせることがやっぱり喜びなのかなって、単純にふと思ったんですが、そんなことはないんですか?
瀬島様:
それは創作の結果であって、「何こんなの全然やりたくない。音楽全然合ってないし、全然楽しくない」っていう作品を無理矢理やらされて、舞台の上で喜びを感じますかというと、クエスチョンかな。やっぱり自分の創造性、芸術性と、全然違う人間同士の想像力のぶつかり合いによって生まれる、自分だけでは創り出せない物がどんどんできていく瞬間というのはやっぱり面白い。
福嶌:
それはデザインでもそうですね。私はディレクションもしていますが、デザインの仕事はお客様とデザイナーと私との、コミュニケーションのキャッチボールを一番大切にしています。
アンドリュー様:
経験があってテクニックがある人は、頭がやわらかいんですよね。だからコミュニケーションを重ねることが創造に繋がります。
福嶌:
わかりました。今日、BalletCompany WestJapan 第1回公演のプログラムを持ってきたのですが、そのあいさつ文に「ようやく芸術家としてバレエの入り口に立った気持ちです」という瀬島さんのお言葉があります。5年を経た今は、どのようにお考えですか?
瀬島様:
WestJapanで直接振付家と仕事をしていると「ここはこうだからこういう風にやって欲しい」「こういう風に手を差し出して欲しい」とか、細かく要求されます。それに応えていくうちに「自分のバレエを通して、物事を表現している」という実感が持てるようになっていきました。今は、それが自分の踊りだけでなく、舞台全体に変わってきています。
演目の選定や、その演目を舞台へどう乗せるか。例えば、今回上演する「ライモンダ」では筋書き自体は変えようがないけれど、舞台全体をどのように観客に提案するかをずっと考えていますね。リハーサルの過程で何をダンサーに求め伝えていくか。ダンサーとしてだけバレエと関わっていた頃よりも、バレエの根源的な疑問…バレエがなぜ生まれたのかとか、大切なことは何なのか…考えるようになりましたし、自分の中で合点がいく部分が増えました。
第1回公演のプログラムを取り出す福嶌
はっと気が付かされる瞬間はいつも突然に訪れるのですが、因数分解するように物事を整理して突き詰めて考えていくと、ルイ14世が体系化したバレエの根本に行き着くことが多く、あらためてバレエがここまで発展を遂げた理由を見る思いです。
ロゴマーク
BalletCompany WestJapan
第1回公演プログラム・チラシ
ゲートサイン
インタビュー中に引用した、プログラムのあいさつ部分。
福嶌:
WestJapanさんとしては、これからどんなことに挑戦していきたいですか。
瀬島様:
そうですね、集客を気にしなくていいのなら、自分が作ったベートーヴェンだったり、トリプル・ビルで作ったサン=サーンスだったりとか、私の作品ばっかりを全部もう一度上演したいです。
福嶌:
いいですね。
アンドリュー様:
オーケストラの演奏と一緒にやるのは続けたいですね。
福嶌:
指揮者は新国立劇場 常任指揮者の冨田さん(※6)ですよね。
瀬島様:
そうです。冨田さんともご縁があって。新国でゲストに出させていただいた時に、冨田さんは副指揮者として、指揮者を手助けするために来られたんですね。ちょうどその時の指揮者がギャビンさん(※7)というニュージーランドバレエで振っていた方だったんです。そのギャビンさんが冨田さんの才能を見出したんです。
それまで冨田さんはチャンスがなかなか回ってこなかった。ギャビンさんに見出されて生き生きし始めた頃にお会いできたのが印象的でした。
公演をオーケストラでやりたい、となって山本さんと相談しているとき、冨田さんの名前が挙がってすぐ決めました。
福嶌:
オーケストラを入れて生演奏で踊ることの良さは、どのような点ですか?
アンドリュー様:
やっぱり指揮者とのコラボレーションですね。舞台の上から指揮者とアイコンタクトを交わし、その日にしか生まれないタイミングで、舞台を創り上げていく。こちらから合図をすることもあれば、指揮者からはじめの合図をすることもあります。
今度の舞台ではぜひ、そういったところも楽しんで欲しいです。
BalletCompany WestJapan Presentsガラ公演チラシ(2020年)
子どものためのバレエ名作シリーズ1 チラシ(2021年)
sAtsuki Ballet生徒募集広告(2020年)
sAtsuki Balletプログラムは、毎回イラストを生徒様が担当。
(右から)2019年第1回、2021年第2回、2023年第3回。
福嶌:
最後に、私共PRiFEEをご利用いただいているご感想やご意見を伺いたいのですが。最初にsAtsuki Ballet様の第1回発表会のお仕事をご注文いただいて、そのお仕事をはじめる前に、West Japan様のホームページとロゴマーク制作のご注文をいただきました。
私がお伺いするのも変ですけど、当店に対して不安とかなかったですか。
瀬島様:
私は、そういうのを勘で動いちゃうところが結構あって。
アンドリュー様:
そう。それで決めちゃう。
瀬島様:
そういう運だけは持っていて。だから関わってくださる人はみんながみんな知り合いの紹介とかではなくて、ホントにSNSで知ったものとか、いいかもしれないって思ったところにコンタクトを取ってみて、そしたら当たりだったっていう。
福嶌:
ありがとうございます。第2回公演で楽屋にお邪魔したときに、アンドリューさんが「良いところを見つけたね」と言ってくださり、すごく嬉しかったです。
瀬島様:
あと多分、PRiFEEさんを選んだのは、ウェブサイトの料金が明確だったから。後からこれ要ります、あれ追加です、みたいなことがなかったから。わかりやすいと思って。きっかけはそうだったと思います。PRiFEEさんの料金は明確なので。
あと連絡がつかないところは駄目ですね。
福嶌:
私もその点は重要視していています。お客さんとの連絡はいつも取れるようにできる限り心掛けていて。
瀬島様:
そうですね。福嶌さんいつもすごい連絡が早いもん。
そして、WestJapanのブランディングをきちんといつも理解して提案してくださるし、sAtsuki BalletはsAtsuki Balletで、きちんと理解してくれている。だから継続してお願いしている意味があるというか、カラーをしっかりわかってデザインを提案してくださるから。
福嶌:
お客様ご自身でも気づかない魅力、カラーを探ることはもちろん、さまざまな提案ができるよう常に新しいことをインプットしています。
それと、一番知りたいことを聞いていませんでした。瀬島さんは365日、いつもご活動されているように感じるのですが、そのエネルギーはどこから来ているのですか?
瀬島様:
どっから来てるの?
アンドリュー様:
知らない。知りたいよね。
瀬島様:
ワインセラーの中に入ってるんじゃない?
アンドリュー様:
性格だと思う。曲がらない。決めたらバンってやる。
瀬島様:
決めたことはやる。こうありたいと思うことがブレないから、やりたいこと、やらなきゃいけないことをひたすらやってるからですかね。わからないですけど。
福嶌:
なるほど。
アンドリュー様:
21歳のままよね。
瀬島様:
そうね。
福嶌:
ありがとうございます。今日は貴重なお話をたくさんお聞かせいただいて、本当にありがとうございました。
Photo:田中みずき氏 フォトグラファー/舞台制作サポート https://mizuki-foto.com
※2 貞松・浜田バレエ団 浜田蓉子バレエ研究所と貞松バレエ学園が統合し、1965年3月結成。神戸を中心に活動し、海外、東京公演を含む総公演回数は千回を超える。
※3 山本康介氏 2000年バーミンガム・ロイヤル・バレエ入団。数々の作品でプリンシパル・ソリストを務め、バレエ団の公演においても振付を手がける。帰国後は、ダンサー、演出家、指導者として活動。
※4 「英国バレエの世界」 2020年 世界文化社刊
※5 ジョージ・バランシン (1904-1983)ニューヨーク・シティ・バレエ団の芸術監督として数多くの名作を残し、20世紀最高の振付家と言われている。
※6 冨田実里氏 2013年日本バレエ協会「ドン・キホーテ」でバレエ指揮者デビュー。その後英国イングリッシュ・ナショナル・バレエなどに客演指揮者として出演、日本でも東京バレエ団、NHKバレエの饗宴等で指揮を務め、国内外で活躍の場を広げている。現在新国立劇場バレエ団レジデント・コンダクター、井上バレエ団音楽監督。
※7 ギャヴィン・サザーランド氏 イギリス出身の指揮者、作曲家、編曲家、ピアニスト。現在イングリッシュ・ナショナル・バレエ団の首席客演指揮者を務める。
※本記事は2023年8月のインタビューをもとにして作成されています。
瀬島五月様
7歳より貞松・浜田バレエ学園でバレエを始める。
全日本バレエコンクールジュニア部 第1位、アジアパシフィック国際バレエコンクールシニア部 第1位を得て、英国ロイヤルバレエスクールに留学。卒業後、ロイヤルニュージーランドバレエ団にてプロのダンサーとしてのキャリアを始め、プリンシパル(主役)ダンサーとして活躍した。2003年帰国後、貞松・浜田バレエ団にてプリマバレリーナとして数々の舞台で主演。日本バレエ協会、新国立劇場バレエ団などからもゲストとして招かれ主演した。
17年、貞松・浜田バレエ団を離れ、自身のバレエ教室sAtsuki Balletを主宰、後進の指導に力を注ぎながら、自身の公演活動も積極的に行い、18年秋BalletCompany WestJapan設立。主な受賞に、中川鋭之助賞、文化庁芸術祭新人賞、兵庫県芸術奨励賞、神戸市文化奨励賞。
アンドリュー・エルフィンストン様
9歳よりアン・フレイザーダンススクールでバレエを始める。
16歳でオーストラリア国立バレエ学校に入学。卒業後英国エルムハーストバレエ学校へ留学しさらに一年間バレエの技術を学ぶ。2000年ウェストオーストラリアバレエ団と契約、同年ロイヤルニュージーランドバレエ団へ移籍。ソリストとして活躍する。
03年より活動の拠点を日本に移し、貞松・浜田バレエ団のプリンシパル(主役)ダンサーとして活躍。全国舞踊コンクールパドドゥ部門第1位など受賞。
日本バレエ協会ほか各地よりゲストとして招かれ、全国的に活躍中。
18年よりBalletCompany WestJapan副代表。