仕上がりが分かれるポイント

言うまでもなくプログラムは発表会のためのオーダーメードアイテムです。
そのため、制作会社によって出来上がりが違ってしまいます。
なぜ同じ水準の価格で作成しても、プログラムの仕上がりに差が生じてしまうのでしょうか。
ここでは仕上がりが分かれるポイントについて3つに絞り詳しく解説していきます。

1.

掲載写真のポイント


多くのプログラムには、出演者・生徒の紹介などで写真が載せられています。
写真の美しさは、プログラムの印象を大きく左右します。
できるならば、生徒様のお写真は撮影に慣れたプロのカメラマンに依頼して撮影してもらうのがおすすめです。
しかし生徒様が一斉に集まれない、予算上難しいなどで、スクールのスタッフの方で撮影する場合は、当店でいくつかポイントを紹介しておりますのでご参照ください。
また、前回の発表会の写真をお使いになる場合は、発表会を撮影したカメラマンさんからデータを取り寄せてお使いください。
プリントされた写真を使った場合に比べ、写真の美しさが引き立ちます。
どうしてもデータが手に入らないときは、なるべく大きくプリントされた写真をお使いください。
次回の発表会のためにも、撮影されたデータを取り寄せておかれることをお勧めいたします。

2.

デザインの統一感


プログラムに掲載されている写真がきれい、このイラストがかわいい、色が美しいなど、個々の要素が優れていることはもちろんですが、プログラムの印象を決めるのは、デザインの統一感です。
紙の種類や紙の厚さ、フォント(字体、種類)、サイズなど、トータルで提案できる業者を選ぶことが大切です。
紙の種類や厚さは資料を請求して、実際に確かめることをお勧めいたします。

3.

プログラムのページ数決め


プログラム作成にあたって、悩むことの一つにプログラムのページ数決めがあります。
専門用語ではページネーション(台割)と言います。
適切なページネーションはプログラムのデザインを見やすく美しくします。
しかし、はじめてプログラムを作る場合は特に、仕上がりのページ数がつかみにくいものです。
まずは、ページネーションの基本的な考え方について説明します。
発表会のプログラムの場合、プログラムのページ数によってどのページにどんな内容を載せるかはほぼ決まってきます。
出演者・生徒の顔写真は何人分を何ページを使って載せるのか。
また、その場合1ページに何人まで入り写真のサイズはどうなるのか。
演目、作品解説はどれくらいの分量か。
広告はどれくらいか。
祝辞、ゲスト紹介、スタッフ紹介、コンクール受賞歴、生徒募集など、ほかに掲載したい項目はどれくらいあるか、
予算はどれくらいか、などといった要素によって、全体のページ数が決まります。

バレエ発表会のプログラムは中綴じ(ホチキス止め)製本が一般的なため、ページ数は中綴じ(ホチキス止め)が可能な4の倍数になっています。
(例、4ページ、8ページ、12ページ、16ページ、20ページなど)
また、3つ折りで6ページのプログラムもあります。

他のページ数の台割はこちら。
8ページ、12ページ、16ページ、20ページはこちらに詳しく解説があります。

次に、ページ数と価格との関係を考えてみましょう。
当然のことながらページ数が増えればプログラムの製作費も上がります。
予算内に収めるため希望するページ数がある場合は、挨拶ページ、ゲスト紹介、演目、生徒写真などのバランスを考え
原稿の増量や削除なども必要になってくる場合もあります。
実績のある業者であれば適切なアドバイスが出来るはずですので、原稿作成の途中でも連絡を取ってみるのも一つの手だと思います。

余談ですが、プログラムにたくさんの広告を掲載してページが増えてしまい、結果として印刷費が広告収入を超えてしまうことがあります。 広告の枠取りや価格設定には注意が必要です。