ガイーヌ(原典版)
アルメニアのコルホーズ(集団農場)で綿花を栽培するガイーヌと夫ギコ、その一族達。
そこへ国境警察隊長のカルサコフが訪れる。
歓迎するコルホーズの人々。
家へ戻ったガイーヌが子守歌を歌い子供を寝かしつけているところへ、夫ギコのもとへ密輸入者がやってきて、分け前を渡し、国外へ逃亡する話をする。
その話を聞いたガイーヌは、夫へ自主するよう促すが、ギコはガイーヌを部屋へ閉じ込めてしまう。
山中に逃亡してきたギコたちは、ガイーヌの兄アルメンに道を尋ねる。不審に思ったアルメンは、カルサコフを呼びに行かせる。カルサコフに捕らえられる密輸入者。
ギコはコルホーズの綿花倉庫に火を放ち、逃げようとするが、ガイーヌに見つかってしまう。我が子を人質に取り、ガイーヌをナイフで刺して逃亡するところへカルサコフが登場しギコを捕らえる。
カルサコフの看病により回復したガイーヌはカルサコフと恋に落ち、兄アルメンと友人ら3組のカップルの結婚式が同時に行われる。様々な踊りで祝福され、幕を閉じる。
(428文字)
ガイーヌ(改訂版)
アルメニアの山間の村、アルメンとゲオルギーは、狩りの途中で意識を失って倒れているアイシャを助ける。ゲオルギーは美しいアイシャに恋をする。
アルメンの恋人のガイーヌが村で彼らの帰りを待っていると、二人はアイシャを連れて戻ってくる。ガイーヌの介抱で目を覚ますアイシャ。
アイシャとアルメンがふざけて抱き合っていると、それを見たゲオルギーは誤解し嫉妬する。
狩りの前に宴が開かれるが、ゲオルギーの嫉妬によりアルメンとゲオルギーは喧嘩になる。そのまま狩りに出かけ、アルメンが谷へ足を滑らせた時にゲオルギーは助けず帰ってしまう。
アルメンは狩人に助けられ村に戻るが失明してしまう。ゲオルギーはそれを知りとても後悔する。
収穫祭になり、アルメンが包帯をはずすとなんと目が見えるようになっていた。
ゲオルギーはアルメンに謝罪し、皆で踊り祝い合う。
(360文字)