バレエ演目のあらすじ集


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白雪姫

〜ポピュラー版〜
第一幕

あるところに、雪のように色白の「白雪姫」という姫が住んでいた。白雪姫の継母である女王は、魔法の鏡に「鏡よ鏡、この世で一番美しいのはだれ」と尋ねるのが日課だった。魔法の鏡はいつも女王であると答え、彼女を満足させていた。
ある時、いつものように女王が「一番美しいのはだれ」と尋ねると、鏡は「世界で一番美しいのは白雪姫」と答えてしまう。怒った女王は、猟師に白雪姫を殺し、心臓を持ち帰るよう命ずる。

第二幕
森の中。白雪姫を殺すよう命じられたものの、猟師は白雪姫を気の毒に思って殺すことができず、事情を話して逃がした。そして代わりに証拠として獣の心臓を持ち帰った。
一方、白雪姫は動物たちに連れられ、森の中にある七人の小人の住む家にたどり着く。白雪姫の身の上話に同情する小人たち。姫は小人の家で働く代わりにかくまってもらうことになる。
ある時、小人たちが出かけたあと、白雪姫は注意されていたにもかかわらず、怪しい物売りの老婆を家に招き入れる。 小人たちが家に戻ると、すでに白雪姫は物売りに扮した女王からもらった毒リンゴを口にし、亡くなっていた。悲しむ小人たち。白雪姫に恋をし、行方を捜していた王子が、姫の姿を見つけ出し、急いでやってくる。王子の与えた静かな口づけで息を吹き返す白雪姫。

第三幕
王子と白雪姫は、結婚し、いつまでも幸せに暮らした。

(563文字)



〜グリム童話版〜
第一幕

ある国の女王が身ごもり、玉のような赤ちゃんを産んで亡くなった。生まれた姫は「白雪姫」と名づけられ、王に愛されて育った。やがて、王は再婚し、姫は継母に育てられる。
ある日、宮廷で開かれた舞踏会を訪れた王子は、白雪姫に恋をする。
一方、白雪姫の継母である女王は、魔法の鏡に「鏡よ鏡、この世で一番美しいのはだれ」と尋ねるのが日課だった。魔法の鏡はいつも女王であると答え、彼女を満足させていた。
ある時、いつものように女王が「一番美しいのはだれ」と尋ねると、鏡は「世界で一番美しいのは白雪姫」と答えてしまう。怒った女王は、猟師たちに白雪姫を殺し、心臓を持ち帰るよう命ずる。

第二幕
森の中。白雪姫を殺すよう命じられたものの、猟師たちは白雪姫を気の毒に思って殺すことができず、事情を話して逃がした。そして代わりに証拠として鹿の心臓を持ち帰った。
一方、白雪姫は動物たちに連れられ、森の中にある七人の小人の住む家にたどり着く。白雪姫の身の上話に同情する小人たち。姫は小人の家で働く代わりにかくまってもらうことになる。
ある時、小人たちが出かけたあと、白雪姫は注意されていたにもかかわらず、怪しい物売りの老婆を家に招き入れる。
小人たちが家に戻ると、すでに白雪姫は物売りに扮した女王からもらった毒リンゴを口にし、亡くなっていた。悲しむ小人たち。白雪姫に恋をし、行方を捜していた王子が、姫の姿を見つけ出し、急いでやってくる。王子の与えた静かな口づけで息を吹き返す白雪姫。

第三幕
王子と白雪姫は、結婚した。祝福に満ちた結婚式の席上、継母の王妃はやけた鉄の靴をはかされ、熱さのあまり踊り狂いながら息絶える。

(687文字)



両バージョンの違いを念のため記しておきます。

同じグリム童話でも版によって、設定が義母だったり実母だったりという違いがあります。(初版は実母)
また納品した両ストーリーでは、いずれも王子の口づけで目覚めることになっていますが、
グリム版では死体愛好家の王子が遺体をもらい受け、
家来が運んでいる際にのどに引っかかっていたリンゴのかけらが取れた、
連れ帰って王子がじっと眺めていると、しばらくして生き返ったなどのバージョンがあります。

また、細かい点ですが、白雪姫を殺すように命じられた猟師が姫を逃がし、
代わりに持ち帰るのが鹿の心臓(肝臓)だったりイノシシの心臓(肝臓)だったり。若干の違いがあります。
このあたりを鑑み、ポピュラーバージョンでは「獣の心臓」と表記してあります。
おすすめの「白雪姫」の見本はこちら
 B-65  B-93