ライモンダ
第1幕
舞台は中世、南フランスプロヴァンス地方。ドリ伯爵夫人の城で、夫人の姪のライモンダの誕生日を祝うパーティーの準備が行われている。
ライモンダの婚約者でハンガリーの騎士、ジャン・ド・ブリエンヌの使者が「明日帰国」の知らせを携えて到着。
ライモンダがブリエンヌから贈られたヴェールをまとい、彼を思いながらリュートを奏でていると、ブリエンヌが現れる。幻想の世界で二人は愛情を確かめ合い、踊る。そのとき、ブリエンヌの幻がかき消え、見知らぬ男が浮かび上がった。
第2幕
ライモンダの誕生日。ドリ伯爵夫人の城では、サラセンの首領・アブデラクマンが現れる。それは昨夜の夢に現れた男だった。ライモンダに強引に求愛するアブデラクマン。好機を待っていたアブデラクマンがライモンダを連れ去ろうとしたとき、ブリエンヌが帰還する。
ライモンダを争い、決闘するアブデラクマンとブリエンヌ。
戦った末、アブデラクマンは息絶える。ブリエンヌとライモンダは再会を喜び合う。
第3幕
ブリエンヌとライモンダの結婚式が行われる。ハンガリーのダンスが披露され、二人は盛大に祝福を受ける。
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