バレエ演目のあらすじ集


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パキータ

第一幕
舞台はナポレオン軍占領下のスペイン。フランス軍の将校リュシアンは、
訪れた渓谷で、美しいジプシーの娘パキータと出会う。
互いに惹かれあうリシュアンとパキータ。
しかしパキータを愛しているジプシーの頭、イニゴは激しく嫉妬し、知事ドン・ロペスとともにリシュアン殺害をたくらむ。ドン・ロペスもまた祖国を占領したフランス軍を激しく憎んでいた。

第二幕 第一場
ジプシーの住居。イニゴがリュシアンを殺害する計画を立てている。イニゴは、酒に毒を混ぜてリュシアンを眠らせ、殺害を図るつもりだった。
そのたくらみを立ち聞きしたパキータは、訪れたリシュアンを救うため、イニゴの気をそらせ、グラスを入れ替えて毒入りの酒を飲ませる。

第二場
サラゴーサのフランス軍司令官の館。舞踏会の会場で、パキータとリュシアンは知事ドン・ロペスの策略を皆に告げ、陰謀を暴く。ドン・ロペスは捕らえられた。
それでもパキータは身分違いを理由に、リュシアンの求婚を受けようとはしない。そのとき、舞踏の間に掲げられている絵がパキータの目に留まる。その絵はパキータの胸に下げられているメダイヨンの絵と同じであった。パキータはフランス貴族の娘であることがわかり、晴れて家族として受け入れられ、祝宴が始まる。

(522文字)

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