バレエ演目のあらすじ集


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真夏の夜の夢

第一幕 第一場
町から離れたアセンズ公の森。
妖精が次々と集まって来て、踊っている。
その様子を上から見ている妖精の王オーベロンと王妃タイターニアは、
インドの子どもをめぐって夫婦喧嘩を始める。
オーベロンは、浮気草でタイターニアの鼻を明かしてやろうと思いつき、妖精パックにつんでくるように命じる。
この草の汁をまぶたにさすと、最初に見たものに恋をするのだ。
そこへ結婚を反対されて逃げてきた人間のカップル、ライサンダーとハーミア、次にハーミアを追いかけているデメトリアス、デメトリアスに片思いのヘレナがやってくる。オーベロンは人間たちの恋を、浮気草で応援することにする。

第一幕 第二場
眠りについたタイターニアのまぶたに、オーベロンはそっと浮気草の汁を落とす。森の中を歩き回って疲れたライサンダーとハーミアが現れ、そこで休む。
そこへ現れた妖精パックは、デメトリアスと間違ってライサンダーのまぶたに浮気草をさしてしまい、ライサンダーがヘレナに夢中になってしまう。
アセンズの職人が芝居の稽古のために森にやってくる。そのうちの一人、ボトムが茂みから出て来ると、頭がロバになっていた。目を覚ましたタイターニアは、目の前にいたボトムに恋をする。
一方、間違いに気付いたパックはあらためてデメトリアスのまぶたに浮気草をさすが、ヘレナをめぐってデメトリアスとライサンダーとの間にいさかいが起き、4人の関係がもつれる。
オーベロンはすべての物をただす霧を、森の中に立ち込めさせる。

第一幕 第三場
タイターニアは目覚めると、オーベロンに従順になり、インドの子どもの問題も解決する。ライサンダーら四人もそれぞれがカップルとなる。

第一幕 第四場
オーベロンとタイターニアが登場し、パドドゥを踊る。職人たちも、ロバの記憶が消えないボトムとともに町へ戻る。森は再び静けさを取り戻した。

(764文字)

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